心の病の秘訣>DSM‐IVの診断基準とは?


うつ病の診断基準には、WHOの「ICD―10」の他に、アメリカ精神医学会の「DSM―IV」があります。

こちらも、「ICD―10」同様に、自分の症状と照らし合わせて、どれだけ項目にある症状と当てはまるかによって、うつ病と判断します。

その項目には、次の9つがあります。

まず、うつ病の判断として、次の2項目のうち、1方の症状が2週間以上続いていて、生活に支障があることが必須です。

「抑うつ気分がほぼ毎日続く」

「楽しい感情がなく、気力も興味もない」

この他の項目としては、次のようなものがあります。

「食欲がない」

「眠れない」

「イライラする」

「疲れやすく、だるい」

「つい自分を責めてしまう」

「集中力なく、考えるのも億劫」

「自殺を考えてしまう」



このうち、必須項目を合わせて5つ以上の症状が、2週間以上もの間、頻繁に続く場合に、うつ病と診断されます。

精神的な病気は、自己判断になってしまうことが多く、若干曖昧な判断になってしまうこともあります。

あくまでも、基準ですが、治療を行うための大事な材料として、真面目に受けてみましょう。

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